「2chが選ぶこのミステリーがすごい!2007-2010 : 2chコピペ保存道場」の中で何人かが紹介していて、気になったので読んでみました。
1位『向日葵の咲かない夏』
これは驚愕の1冊。いやまじぶっとび。詳しく言えないけど。
二位向日葵の咲かない夏
ほとんど反則の超絶ミステリー。はまらなければ壁本になるギリギリの1冊。
僕ははまって部屋を駆け回ったw
二位 向日葵の咲かない夏
読んでしばらくはボー然。とにかくこんなミステリは前代未聞だろう。
長く記憶に残る作品として評価したい。
ちなみに壁本とは、読んだ後壁に投げつけたくなる本のことだそうです。
- 作者: 道尾秀介
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/07/29
- メディア: 文庫
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夏休み前の終業式の日、学校を休んでいるSの家にいったミチオは、そこで首を吊ったSの死体を発見してしまう。慌てて学校へ戻り、先生に伝えたのだが、警察が現場へ駆けつけたときには、死体は忽然と姿を消していた。そんなSは、一週間後、姿を変えてミチオの前に現れる。
読み進めるに連れ、主な語り部となっている「ミチオ」の歪んだ世界が顕になっていきます。ハッピーエンドと思わせておきながら実はどん底に突き落とされるエピローグにやられてしまいました。読後感が貫井徳郎の「慟哭」によく似ています。
人を選ぶ内容だと思いますが、ミステリー好きで道尾秀介未経験の方は一度チェックしてみると良いかもしれません。