2014/9/28に、宝酒造さん主催の田んぼの学校〜収穫編〜に参加してきました。
田植え編、草取り編の記録は↓こちら。
最初にまとめ
前回6月末に草取りをしてから3ヶ月。いよいよ稲刈り、収穫の季節がやって来ました。
天気に恵まれて、晴天。気温は32度で夏のような気温でしたが、湿度は低く、また風も吹いていたので過ごしやすかったです。
久しぶりの田んぼは、すっかり黄金色。テンションがあがります。
9月はもう、昆虫はそんなにたくさんいないのかなと勝手に想像していたのですが、そんなことはなくむしろ夏の間にすくすくと成長した大きなバッタや、ここちの良い音を奏でるキリギリスやコウロギなどたくさんの昆虫がいました。
今回あらためて実った稲穂をじっくりと観察させていただきましたが、稲穂って見ればみるほど色っぽいなぁと思いました。実った稲は女性のイメージ。地面に向かってしなっている稲穂の曲線は美しく、実にセクシーでした。
(この記事は、宝酒造提供によるはてなPR企画の一環です。後日DigiStyle京都で参加レポートがまとめられる予定です。)
以下、当日の様子です。
園部へ出発!
過去2回と同じように、お弁当を持って京都駅から電車で園部駅へ出発。3回目ともなると手慣れたものです。
園部駅のロータリーでバスを待つ子どもたち。稲刈りに期待が膨らみます。
ここで、妻が長靴の左右を逆に履いていたことが発覚! 出発前に「子どもたちが良く左右を履き間違えるんだよね」と言っていた妻。面目が立ちません。長男に履き替えさせてもらっています。
生き物が溢れているフィールドワーク!
園部駅から送迎のバスに揺られて、会場へ到着。
さっそく会場で始業式が始まりました。校長先生の挨拶や注意事項のあと、いよいよ午前中の自然観察パートがスタート。前半は、まず公民館内での授業です。
食物連鎖について教えてもらったあとで、生きものやタネをじっくり観察します。
教材用のエビをもらってきて、顕微鏡で観察してみると。
エビの顔ってこんな風になってるんだね。目の構造に注目します。
小魚の頭はこんな感じ。エビとは全然違うよね。目の大きさや構造も全然違う。
観察したことはしっかりとノートにメモ。この数カ月で画力も上がっている気がしますね。
動物の観察の次は植物のタネを観察してみようということで、用意されている柿の実を果物ナイフで切ってみます。このとき、タネを避けるんじゃなくて、タネの中央を通るようにうまくナイフを入れると...。
タネの中にはっぱが見えるよ! 柿の種の中身ってこんなふうになっていたのか、と大人の僕も感動。
講師の先生からの「この葉っぱ、何枚かな?」「なんていう名前かな?」という質問に「2枚!」「ふたば!」と答える子供たち。写真のポーズは双葉を表現しています。
さあ、室内でのお勉強が終わったら屋外へ。
夏ほどは昆虫はいないかなーと思っていたけど、予想に反してたくさんの昆虫がいました。むしろ6月より種類も多く、大きい昆虫がいっぱい。
ショウリョウバッタも大きい! 自分が子供の頃はもっともっと大きい昆虫がいた気がしたけれど、自分の身体が小さかったからそう感じただけかもしれません。
一緒にまわっていたおともだちが捕まえていた大きなカエル。こどもに人気ですね。
カエルを見た次男が触発されたのか、草むらをジロジロと見回りながらえいやって捕まえたのがこちらのトカゲ。草むらに手をつっこんで「捕まえた!」って言ったので、バッタかなと思ったらトカゲでしたよ。昆虫や爬虫類を平気で捕まえられるようになったんだね。
長男もコガネムシをはじめにたくさん捕まえてました。たくさんのバッタを捕まえましたが、全部種類が違うのがすごい。
そういえば、田んぼの学校に参加したときは虫を触るのもおそるおそるだった気がしたけど、そういう耐性もついたんだね、と成長を感じました。
お弁当を食べて、いよいよ稲刈りへ!
フィールドワークが終わったら、お弁当タイム。
朝作ったおにぎり弁当をパクパク。午後へのパワーを蓄えます。
まずは室内で稲刈りのお勉強。稲を刈るときの姿勢が大事。足を怪我しないようにね。
あと稲をつかむ側の手は順手。作業しているとつい逆手に持ってしまいたくなるのですが、逆手で持つと怪我のもとだそうです。
田んぼに移動して講師のみなさんのお手本を見ます。最近流行りの早送り動画(10倍速)でどうぞ。10倍速にしなくても、さすがプロのみなさん、あっという間に稲が刈られていきます。
さあ、いよいよ稲刈りの開始。子供たちもはりきってます!
うまく力を入れないとなかなか切れないんですよね。長男はコツを掴んで良いリズムで刈ってましたが、次男は苦戦していました。
僕も写真を撮ってるばかりじゃなくてちゃんと刈りましたよ!
稲刈りが終わったら、刈った稲の一部を使って、脱穀体験。子どもたちは千歯こきを使って脱穀します。
次男も挑戦。稲を手前に引っ張ると、歯の間を抜けられない籾がパラパラと落ちていきます。今は機械化されている作業ですが、昔の人はこうやって脱穀してたんですね。
脱穀用に分けた稲についていた親子バッタ。すごいすごいと長男が大興奮していました。
最後に、みんなで記念撮影をして、最初の公民館に戻り、いつものようにふりかえりシートを書いて終了。次男は稲刈り以上にバッタなどの生きものに触れ合えたことが印象に残ったようです。
終了後、バスで園部駅まで送っていただきましたが、バス停までの道にコスモスが咲いていました。思えば、バス停までのこのちょっとした小道も、毎回異なる景色を見せてくれます。
この日はシマヘビ(観察員の方に教えていただいた)がお見送り。普段だったら「うわっ」と驚くところですが、疲れていたのか、あるいは生きもの耐性ができていたのか、「かわいいな」とすら思ってしまいました。
さて、次回は最終回の恵み編。自分たちが作ったお米からできたみりんを使っての料理体験が待っています。美味しいご飯作るぞ!